セックスボランティアについて

日本におけるセックスボランティアの実情

2013年、暗闇から手をのばせという映画が公開されたことを知っている方はごくわずかかもしれません。

私自身この映画のことは今日までまったく知りませんでした。

あまり知られていないのにはわけがあります。ストーリーが特殊であること、またその特殊性から一般公開ではなくほとんど宣伝のないミニシアターでの公開となったこと。

この暗闇から手をのばせという映画はどのようなストーリーになっているのでしょうか。実はセックスボランティアがテーマとなっているのです。

セックスボランティアと聞いてピンとくる方はまだ少ないかもしれませんね。最近でこそネットニュースで取り上げられるなどして認知度が上がっていますが、まだまだ一般的とはいえないのが現状です。

またネットで取り上げられる場合にも、真剣にセックスボランティアについて考えるというより、色ものとして扱うサイトも少なくなく、セックスボランティアという名前から誤解が生じてしまっているのです。

セックスボランティアと聞くと、やはりどうしてもセックスの手助けを無料で行うボランティアというイメージを抱いてしまいますよね。

しかし実際にはセックスをするわけではありませんし、すべての男性を対象にしているわけではありません。

もちろん http://xn--1ck9b7c194y97dd85a.jp/ のURLのサイトのような事でもありません。

このボランティアの特徴は障害者の方を対象としているという点にあります。それも自分で思うように体を動かせない方が対象になることがほとんどです。

なぜ体を動かせない方が対象なのか。それはそのような方の性欲と、性欲を解消する方法に理由がありました。

たとえば脳性まひを患っている場合、自分の意思で手を動かすことは簡単ではありません。しかし体は男性ですから性機能は正常です。

そのため精液が溜まり、自慰行為をして射精をすることができないと身体的ストレスとなってしまうのです。

今まで障害者の方のそのような部分に触れることはタブーとなっており、障害者の方の意見に耳が傾けられることもほとんどありませんでした。

しかしヨーロッパのオランダでは障害者の性欲にきちんと向き合っており、セックスボランティアが障害者の方の射精を手伝うことは珍しくありません。

もちろん全ての方から理解があるわけではありませんが、日本のそれと比べるとオランダのセックスボランティアははるかに世間に浸透しています。

日本でセックスボランティアが利用されるようになったのはここ数年のことですし、まだまだ実際に利用した方というのはごくわずかです。

またイメージのみが率先し、ボランティアが集まらないというのも日本で一般的にならない理由かと思います。

セックスボランティアというのは障害者の方とセックスをするわけではなく、あくまで自慰行為を手伝う、射精を手伝うという意味なのです。

このネーミングにはやや問題があるかと思いますが、射精をしたくても体が動かせずストレスを感じていた障害者の方にとって、このサービスは非常に需要の高いものといえるでしょう。

また障害者自身がこのサービスを知らない場合も多いため、周りの方がこのようなボランティアがある、と知らせることも大事ではないかと思います。